あ~しゃあない。 俺のせいで消滅したら後味悪いし。 「心配すんな。働くわ」 「えっ?」 「俺お前の餌になるわ」 「餌って」 「働いて金持ちになったら消えへんやろ」 「ま、まぁ」 「よっしゃ金持ちになったる」 それから死に物狂いで働いた。 全て貧乏神を養う為に。 そして数年後、俺は社長にまで上り詰めた。 何でや?貧乏神が引っ付いてんのに会社は潰れずトントン拍子や。