気付いたお前に 「蝶々」 脇腹に蝶のような痣が。 「これは父の形見」 「えっ?」 お前の話では戸籍上の父は本当の父ではなく実の父が亡くなったと知らせを受け身投げしようとした処を助け身籠っているのを承知で結婚したと。 でも大事にしてもらったと。 母はいつも寂しげで隠れて泣いていたと。 彼が恋しかったのだと亡くなる時に全てを話し「これで逢える」と嬉しそうだったと。