「おい、帰るぞ」 「うん」 二人いつものようにふざけあいながら、まるで二匹の仔犬がじゃれあうように。 ね、いつか私に言ってくれるの? それとも…私から言おうかな? いつもの別れ道 私は右へ、君は左へ 「じゃあ、また明日な」 「ばいばい」 君が歩く後ろ姿を見つめて 「君のこと、好きだよ」 君は振り返り 「ば~か!俺のセリフ取るな」 文句を言いながらも君の顔は真っ赤で。