「きゃぁっ!?」



驚いた私は、

居ても立ってもいられなくて


叫んでいた




すると、




「そんなに、叫ばなくてもいいのに」


さっきの低い声が聞こえた




でも、声は聞こえるけど、

人影は見えない




どこかにいるはずだけど、


人体模型や、実験器具があって



よく見えない







怖くなった私は



掃除なんかそっちのけで



理科室から逃げ出した






「…変な女…」



そんな声がまた聞こえた気がした