彼が彼女に恋をするまで








市川君は唇を離してくれない





「んうっ」






こんなこと初めてだから






息の仕方も分からない




だんだん酸欠になってきた





息が吸いたくて




口を開けようとすると





「息荒いよ?ここからが本番だし」





市川君がそう言って





私の口の中へ自分の舌を





いれてきた