すると、市川君は




「あぁ、俺の仲間がぱくったケータイ」


そう言って私のほうへ近寄って来た





「な、なんで…返してよ…」


「俺の言うこと聞いたらい~よ」


「今度のお昼おごります…」


「そんなんじゃ、つまんねーよ」


「…じゃあ、何がお望みで?」


「う~ん、じゃあdeepkissに、きまり」


「でぃーぷきすって何?」


「は?」


…市川君はそう言って目を丸くした



周りのみんなも、目を丸くしている…


変なこと言ったかな?



次第に焦る私が、



喋ろうとした時




キーンコーンカーンコーン




国語の時間が終わった