ガラガラガラ……




第Ⅲ理科室に着いた私は




静かに扉を開けた





「あの、誰かいますか…」




小さな声で聞いた


私の質問に答える声は聞こえない






「よかった、やっぱりいないのねお化けなんて」







ほっとした私はそう呟いた





そしてようやく、


目的であるこばちゃんからの


命令のような



強制のような






掃除を始めることにした