地味子の隠し事!?

【昨日の夜】

私は、お父さんに呼び出されてリビングに向かった。



『もぉー何よっ、せっかく明日の準備してたのに。』
めんどくさいなぁ～。


「すまんな。しかし、聞いてくれ…？」

いつもとは違う、ただならぬ雰囲気を感じた私は、黙って聞く事にした。



『実はな……紗枝には、女子高出はなく。弘輝の学校に通ってもらうことになっちゃった♪ﾃﾍｯ』




……………。はっ?
弘ちゃんの学校って確か、男子高校だったよね??

ってか何よ？この展開!しかも、いい歳こいて、語尾に♪付けるなぁ!!!


『意味分からないんだｹﾄﾞ!しかも、うち女だし。』



「あれ、知らなかったか?共学になったんだぞ?」


はぁ～～～～～!
何言ってるのお父さん。無理だよ。

男がいるじゃん。




「でな、紗枝には、男嫌いを克服して欲しいからなんだよ。これは母さんの、願いでもあるんだ。頼む。」

お父さんは、私に頭を下げた。
『わかった…。』
私は、そんな、こんなでお父さんの押しに負け。


女子高から、弘ちゃんの学校。



いわゆる、共学高校に行くことになってしまったのだった。