「そうだ!ちょっと大きくなったから亮也の両親に見せに行かなきゃ」
生まれてすぐに亮也の両親が病院にお見舞いに来てくれたけど、あれ以来会ってないわ。
「いつ行くの?」
「ん〜……今週末かな」
「俺はお留守番だな」
「一緒に来ればいいじゃない。一回会ってるんだし」
「いや、遠慮しとく」
そう言ってマサキは真華をソファーに座らせ、キッチンへ入っていった。
「真華ちゃんもおばあちゃんに会いたいねー」
次はあたしが真華を持ち上げ、自分の膝に座らせた。
大きく、重くなった彼女はもう他の子とはあまり変わらない。
実は心配してたけど、よかったってほんとに思う。

