そして今――― 「真華ちゃーん、高い高いしてあげるよ〜ん」 カーペットの上でゴロゴロする真華を持ち上げるマサキ。 『親戚のおじさんか!』ってつっこみたくなるくらい彼は真華にデレデレだ。 「マサキ、そんなに真華が可愛いの?」 「あったり前じゃん。雪乃によく似てるよ」 ほんとにおじさんみたいな口調。 変なの。ただの他人なのに。 このままじゃあ真華はマサキをお父さんだと思い込んでしまいそう。 マサキも父親面だし。