「白石さーん」 とうとう検診の時がやってきた。 あたしは案内された場所に行き、検診を受けた。 初めてのことでドキドキはおさまらなかったけど、無事に終えて、待ってくれてるマサキのもとへ。 「おつかれ」 「うん」 緊張が解けぬまま、あたしは彼の隣に座った。 あとは結果を待つだけ。 なのに不安ばかりが押し寄せる。 あたしはマサキの腕を掴んだ。