自販機でホットココアを買って飲んでいると、大きな紙袋を抱えたマサキがやってきた。
「雪ちゃんお待たせ。よし、次行こう!」
「まだ何か買うの?」
「うん。雪ちゃんにね」
「あたしに?」
手を引かれ、次のところへ。
着いたのはハンドメイド製のものを売る雑貨屋さんだった。
「雪ちゃんにネックレス買ったげる」
「ネックレス?」
「ほら、このゴールドのやつ可愛いよ」
ひとつのネックレスを手に取り、あたしに見せるように目の前にぶら下げた。
それは金色のネコのネックレス。
不思議と見とれてしまった。
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