「とりあえず困らない程度に持っておかなきゃな」 「10着くらい?」 「いや、8着だな。たぶん俺小柄だから雪ちゃんの服も借りれるかも。そん時はよろしく」 このカゴにたった8着入ってるようには見えない。 ってか10も越してると思うし。 あたしは口出しせず、彼が服にときめく様子を見ていた。 「雪ちゃーん、一緒選んでよー」 「あたし男性の服なんて知らないし……」 「雪ちゃんがかっこいいって思うのでいいからさっ」 かっこいい…… マサキに似合いそうな格好……