「いただきます!」 トーストにかぶりつくマサキ。 サクッといい音が聞こえた。 あたしも椅子に座り、朝食をとった。 晴れた日曜日の朝。 4月の爽やかな風が窓から流れ込み、あたしの前髪を揺らした。 「これいいかも!!」 黒のハーフパンツを眺めながら、マサキは目をキラキラさせていた。 「買い物なんて久しぶりだぁ♪」 カゴに気に入った服をどんどん入れていく彼。 帽子にまで目を向けて、なんだか女の子みたいに買い物を楽しんでる。