カフェオレ




「雪ちゃん作ったの!?」

「うん。早く起きたから」

「ダメじゃんかぁ、俺の仕事なのに……」


そう言ってあたしのほっぺをつまむ。


「なるべく無理しないでよ」


呆れたように眉を下げる彼。


少しくらい大丈夫なのに。


心配しすぎなんだよ、まったく。


無駄に優しすぎ。


「分かった。じゃあよろしくお願いします」

「うん、まかせとけ。でも今日は雪ちゃんの手料理食べれるからいいや」


元気良く立ち上がり、彼はテーブルについた。