カフェオレ




マサキの言葉に、あたしは黙ってしまった。


確かにそうだ。


亮也の面影を探すことになる。


「だよね……ごめんね」

「雪ちゃんは悪くないよ。俺が変なこと訊いちゃったから。明日買い物にでも行こうかなっ。一緒にどう?」

「あ、行く!」

「デートしよっか♪」


マサキはしゃがんで、あたしの手をとった。


「ラブ繋ぎしてさ、みんなが見たら恋人同士って思うように」


そう言ったマサキの顔は、悲しそうに微笑んでいた。