「お邪魔しまーす」 玄関にマサキさんの声が響く。 「あっ、ちょっと待っててください!」 あたしは慌てて家の中に入った。 そして、部屋に飾った亮也との写真をかたっぱしから片付けた。 「入っていいですよ!」 玄関の方へ叫び、少しだけ散らかったリビングを掃除した。 「うわぁ、女の子のお部屋だ」 マサキさんはソファーに勢い良く座り、身体をほぐすように伸びをした。 「雪ちゃん、少しの間ここに泊めてもらっていい?」 「え、ここにですか?」 「うん!大丈夫、金は払うから」