カフェオレ




時間はすぐに来て、あたしは私服に着替えた。


「お疲れ様でした」

「お疲れ。がんばってね!」


店長の冷やかしを無視して、あたしは外に出た。



「雪ちゃんおっつー!」


呼び方変わってる。


意外とチャラい人なのかも。



「あの、今からいったい何を?」

「雪ちゃんちに行くの」

「あたしの家に?」

「うん。連れてって」


あたしの家で何をするんだろう。


そんな疑問を持ちながら、あたしは家へ歩き出した。