「またあとで迎えに来るよ、マイハニー♪」 最後に投げキスを飛ばして、マサキさんは行ってしまった。 「………」 絶句。 どう反応すればいいのか分からない。 しかも店長の前であんなことされて、なんだか申し訳ない。 「雪乃ちゃん、気に入られたのかな?」 「さ、さぁ……」 マサキさんは、いったい何がしたいんだろう。 あんなこと言われて、もちろんその後は仕事に集中なんてできなかった。