カフェオレ




「それじゃあ、もう落とすなよ」

「はい!」


最後に彼は、あたしの頭をポンと叩いて行ってしまった。


あたしも帰路に沿って歩き出す。



キーホルダーは落とさないように、もうケータイに付けるのはやめよう。


何か小さな袋にでも入れておこうかな。


持ち歩くのをやめればいいんだろうけど、手離すことはどうしてもできないから。