とうとう着いてしまった。 怖くて、公園の中を見渡すことができない。 下を向いたまま、あたしは足を踏み入れた。 ゆっくり歩いていく。 あたしたちの歩く音だけが夜の公園に響いた。 マサキに会いたい。 でも顔を上げたくない。 もしあなたがいなかったら、あたしの心はきっと大きく痛んでしまう。 お願い、マサキ―――