カフェオレ




――ガチャ


玄関が開く音。


マサキが帰ってきたんだ。



「ただいま」


いつも通り、彼は笑顔でリビングに入ってきた。


「おかえり」

「あれ?真華は?」

「亮也の実家に預けてきた」

「なぁんだ。癒されようと思ったのに」


残念そうな彼の表情。


でもあたしは、そんなの気にしてるところじゃなかった。


しっかり話し合うため。


意を決して、口を開いた。