――次の日 久しぶりに店長から電話がかかってきた。 『雪乃ちゃん!できたら今すぐ来て!』 ということで、あたしは真華を抱いて喫茶店へ向かった。 マサキはバイトで昼に家を出てしまった。 あたしは喫茶店に行ったあと、そのまま亮也の両親のところへ行くことにした。 ――チャリン 久々のお店のドアを開くと、店長とアルバイトの子が一斉にこちらに振り返った。 「雪乃ちゃん!」 「お久しぶりです、店長」 あたしは頭を下げた。