今年もキレイな桜が満開咲いた―。

私高橋 杏(たかはしあん)はこの春高校二年生になった。

彼氏はまだいないけど好きな人はいる。 去年は違うクラスだった相川 潤平くん(あいかわ じゅんぺい)ちょっとツンデレ?が入ってるんだけど凄く優しい人なんだ。


でも、私みたいな人が告白しても絶対断られるに決まってる、だから私は彼を見てるだけでいいんだ。

今日はクラス発表の日。

潤平くんと同じクラスになったらいいなぁ…。

そんなことを考えながら私は学校の校門をくぐった。

学校に着いてクラス表が表示されてる方を見た。
(うわぁ…。あんなに人がいる)
私はそんなこと思いながら急いで私も見に行ことしたときだった。

「わぁ!!」誰かの声と同時に私の背中をドンッと叩いた。
「きぁぁぁ!」
私は思わず叫んでしまった。
半泣きになりながら後ろを振り向いた。
するとそこには舞ちゃんがいた。

松村 舞高校生になって出会った友達。
今は舞ちゃんとは最高の親友だ。
「もぉ~杏は相変わらず怖がりなんだから」と呆れた顔をして仁王立ちで立っていた。

そう、私は凄く怖がりなんだ。

でも絶叫系とかは全然大丈夫なのにお化け屋敷とかに入るともぉ~ずっと泣いてばっかりで全然前に進められなくなる。
「だって怖いもんは怖いんだもん」
「まぁ~。もぉ慣れたけどね」
舞ちゃんは少し笑いながら言った。
「てか杏もぉクラス表見た?」
「ううん。まだ見てないよ」

私がそう言うと舞ちゃんは「ほんじゃ一緒に見に行こうか」
と言って私たちはクラス表を見に行った。

「いい。いっせーのーでって言った見るんだよ」
「うん。わかった」と言って私はコクッとうなずいた。
「いっせーのーで!!」私は舞ちゃんの掛け声で思いっきり顔をあげた。

高橋 杏 、高橋 杏
あっ!あった!しかもまた舞ちゃんと一緒だ!

「やった~!!また一緒だね。」
私たちはピョンピョン羽ながら抱き合った。

そして、もう一回表を見た。
ん?えぇぇぇ!!

「ままま舞ちゃん!!!!」私は慌てて舞ちゃんを呼んだ。
「何どうしたの?」
「潤平くんと同じクラスだ…。」私はビックリして言葉が出なくなった。
「えっ!!!うそッ!!!
杏良かったじゃん」
私はどう反応したらわからなくて、舞ちゃんが私の変わりに反応してくれた。

これから私たちはどうなるんだろう―。
私はこの先のことを分からないまま高校二年生がスタートしたのだった―。