「あたし…あたし、ね。広樹といても心の穴を埋められなかったんです。あんなに想ってくれた広樹にキスすらできなくて、傷つけて。それは、ね、置き忘れちゃったり目隠ししたり、鍵をかけてしまった心のせいだったんです」
「うん。その封じた心って?」
「あたしも…近文さんの事が…ス、キ…」
「だよ、な?」
「…え?」
「知香が目を反らしてた心、オレには見えてた。オレだけにくれてたキスが、その証拠だろ?」
2度のキス。
意味なんてないと思ってたキス、に。
あたしは…あたしは気持ちを乗せてた、の?
あたしには近文さんの想いは見えてなかったのに。
近文さんは感じてたの…?
「知香の気持ち、オレはもらってたから」
そう言って。
近文さんの顔が近づく。
重なりそうになる唇に、あたしは目をつぶる事ができない。
だって。
だって…。
「うん。その封じた心って?」
「あたしも…近文さんの事が…ス、キ…」
「だよ、な?」
「…え?」
「知香が目を反らしてた心、オレには見えてた。オレだけにくれてたキスが、その証拠だろ?」
2度のキス。
意味なんてないと思ってたキス、に。
あたしは…あたしは気持ちを乗せてた、の?
あたしには近文さんの想いは見えてなかったのに。
近文さんは感じてたの…?
「知香の気持ち、オレはもらってたから」
そう言って。
近文さんの顔が近づく。
重なりそうになる唇に、あたしは目をつぶる事ができない。
だって。
だって…。


