廊下をこんなに往復したのは初めてだ。
しかもダッシュで。
でもこんなとこであきらめちゃいけない!
私はたっくんが大好きなんだから!

「たつやくん!
 私たつやくんの病気が治るまでに
 絶対にたつやくんに認められる女に
 なるから待っててください!」
「はあ・・・。
 もうお前なんかしらねーよ。
 うざ・・・。」

私は笑顔で2組の教室に戻ろうとした!
その時・・・
「お前まぢでうざいし。
 たつやはりさのものだし♪
 たつやはりさのおもちゃなんだから、
 たつやにちかよんなよ。
 このブス!」
私はりさちゃんのことを
このとき本気で怖いとおもった・・・。
私はあまりのこわさに驚き
2組まで逃げてきてしまった。
「あいか言えた?」
「うん・・・なんとか・・・」
どうしようりさちゃんのこと
言ったほうがいいのかな?
ううん・・・。
いつも迷惑かけてばかりじゃダメだよね・・・。
キーンコーンカーンコーン
「やばっ!チャイム鳴っちゃった!
 じゃーねー♪」
「うん!ありがとう。」