キンコンカンコン。 『1年D組葵 空さん。1年D組中川 瑠夏奈さん。50メートル走の待機場所へ至急きて下さい。』 「瑠夏奈速く行かなきゃ!」 「んもう!空がもたもたしてるから!」 ムスゥ。 もたもたなんかしてないもん。 「空行くよ!」 「うん!」 少しでも速く集合場所へ行きたかったあたしたちは、スピードをあげて走った。 でも、それが間違いだった。 あたしも油断してたんだ。 今、あたしが過ごしてる時間が楽しくて、幸せで。 ここからだったかな。 神様があたしを見捨てようとしたのは。