「空、50メートル走はじまるよ?行かないの?」
「瑠夏奈…。」
あたしの目の前に立っている女の子。
目は一重だけどそうと思わせない目力で、髪はショートボブ。
性格はさっぱりしていて、あたしの唯一の女の子友達。
あたしは大好き。
だって、瑠夏奈はいつもあたしの事を思ってくれてるから。
「行くよ。ありがと。」
そして、ニッコリ微笑む瑠夏奈。
あたしが笑わない理由も知っている。
その事を話せるくらい信用しているんだ。
「瑠夏奈もでしょ?」
「うん。だから空を誘いにきたんじゃない。あたしが50メートル走の競技に参加してなかったら、あんたを誘ってないわよ。」
意地悪そうに言う瑠夏奈。
でも、あたしは知っているから。



