「そっか、良かった。」 青年は、横に座り笑顔を向ける。 「ただの偏頭痛だよ。森ちゃんったら心配し過ぎ。」 「そうだけど…辛い顔されたら、心配になるよ。」 「ありがとう。」 少女は、笑顔を向ける。 笑顔を返してそっと唇を重ね抱き締める。 「ねぇ、2人共。」 ふいにドアを叩かれ声を掛けられて2人は、驚いて離れた。 「そろそろ出ないと遅れるわ。」 「「解った。すぐに出る。」」 2人は、同時に答える。 「先に出るわよ。」