「私もお力になります。ですから、祖父の願いを聞き入れて頂きたいのです。」 理事長室に美しい金髪の少女が入って来た。みんなは、見とれる。 「私は、理事長の孫で月守護の桃生(ものう つきか)月叶と言います。 海外留学していたのであまり日本には、詳しくありませんが宜しくお願いします。」 少女は、挨拶をして空いている席に座った。 「みんな、頼まれてくれるかい?」 全員の顔をもう一度見る。全員が頷く。 「それじゃあ、自己紹介しようか。」