「不味かったら今日
 おまえ外で寝ろよ。」

そういってつまんだ鼻に
指の力をこめた。痛い。


「…痛いです。外ですか?」

「そうだよ。それぐらい
 当たり前だろ?不味いもの作るほうが悪いんだよ。」

そう言い残して、彼は再び

こたつへと戻った。

そしてTVをみながら
楽しそうに笑い声をあげる。


今は12月。外で寝たら
死んでしまう。嫌だ。