僕は黙ってカーテンを閉めた。 智美… 閉めるときに見えた智美の顔が少し悲しそうに見えた。 次の日も智美はきた。 「だから僕は…」 誰にでもない。 ただ僕はそう呟いた。 「僕は…?」 僕以外だれもいないはずの部屋から声がした。