ストンという音と同時にあたしの隣りの席にカバンを置く女の子

「あ・・・、よろしく・・・。」

「へっ？あ！はい！よろしく！」

この子・・・、どっかで・・・。　　そんな考えは蘭ちゃんの大きな声で忘れてしまった

「えぇ！？桜！？どうしてここに・・・・・。」

「あら、蘭じゃない、あなたもここの学校？」

なんか親しいなぁー。

「蘭ちゃんこの美人さんは？」

「え？あなたの方がいえ可愛い感じね」

えええええ！ないない、ありえないしぃ！

「えっと園崎桜、あたしのいとこよ」

「えぇ！？そうなんですか！？よろしく！」

フフッと微笑み

「よろしく・・・、面白いわね、名前は？」

え？へっ？あたし！？

「あ・・・・、はい長瀬瑠華です・・・・。」

あははと笑うと蘭ちゃんが

「瑠華の隣かぁ、まっいっか」

「ええ、それで長瀬さん・・・・」

え？なんか苗字慣れない

「あの！！苗字じなく名前でいいで・・・・す・・・」

またニコッっと笑うと

「ええ、じゃあ瑠華？でいいかしら」

「あ！はい！」

うんうん、と頷く蘭ちゃん

「瑠華、学校の案内係って知ってるかしら？」

んー・・・、分からないなぁ・・・・・。

「えっとねぇ、先生しか、いないと思うわ」

と蘭ちゃん、助かった・・・。

「そう・・・、分かったわ」

「あの・・・・、お役に立てずすません・・。」

「え？いいのよ、蘭から聞いたし、それに・・・・・。」

え？それに？なに？

「え？なんですか？」