車の中は気まづい雰囲気だ。




お互い無言だ。





こんな風になるなら…



あんなことするんじゃなかった…



今さら後悔した。








家が見えてきた時、まさくんが口を開いた。



「なあ翼、もう会いに来るな…」



「え?」


心に穴が空いた気がした…



だってこの前…会いに来いって言ったじゃん!



「じゃないと俺…」



『じゃないと俺…』


そこまで言って家に着いてしまった。



ショックすぎた私は
黙って車を降りそのまま部屋にこもった。