雅彦

俺の裏の顔を知っても
引かずにいてくれる翼。



いつもと変わらず、
あどけない笑顔で…


『まさくん』って呼んでくれる。



あ~好きすぎてヤベエ。



幸せすぎて毎日にやける。


そんな中…


飛龍組の大事なお嬢が
騒動を起こした。


「お嬢!久しぶりっすね。」


あの爽やか野郎、風雅っつうやつと同棲しているお嬢がひょこっと帰ってきた。


出てったきり帰って来なかったお嬢が珍しく帰ってきた。


つか、何で裏口から入って来たんだ!?



「シー…パパとママいる?」


「いますよ。」


なんかコソコソして怪しいやつだな。



「雅彦、ちょっと顔貸して。」


「はあ?今…忙し…「いいから早く!」



グイッと腕を引っ張られ
連れ出された。



何考えてんだコイツ…



何かとおてんばだからな
お嬢様は…