「いらっしゃいませーって遥菜と杏李じゃんまた来たの?」
「波奈さんそりゃないですよ!せっかく来たのに…」
「ちょっと遥菜!
波奈先輩こんにちは♪」
「相変わらずな二人だな!」
あたしと遥菜が喋っているのはあたしの学校の高等部にいた先輩で、あたし達が2年になったと同時に卒業していった人だ。
高等部の先輩達とは関わりがなかったのだが、このCandyFlowerが、波奈先輩の実家なので先輩とはここで知り合った。
この店は結構有名で何回も雑誌に載っている。
先輩は多分美容師になるのだろう。
先輩器用だったから、何か納得。
