「……ちょっと話せるか?」




俺は海希を呼び出した。




「恋のお悩みかー?楽しみだな。んじゃ、騒がしくない場所へ行きますか。」




そうして俺達は階段下の隅の壁にもたれかかった。




「実はな――――――……」




俺はこれまでの経緯を全て話した。