サヨウナラの挨拶もそこそこに俺と赤城さんは別れた。 家に着いて部屋に入り机に向かう。 ノートを開き、今日の出来事を出来るだけ細かく綴る。 『明日、沙羅さんにメールをしよう。』 そう締めくくってノートを閉じ、俺は深く眠りについた。 どんな内容のメールを送ろうかと考えながら――…