「話を聞くと彼女の耳が難聴になり、色んな会社で非道い扱いを受けたと言う。」 耳が聴こえなくなるのは本人が一番辛いことだ。 だけれど、そのことに気づいてやれる人間はほとんどいない。 大好きな人の声も、自分が何を話しているのかも、理解できないということなのに。 「それからしばらくして彼らは2人で会うようになり、付き合い始めた。」 それは今までにたくさんの苦い思い出を抱えてきた2人にとっての明るいの光。