遠い距離



そうして日は経ち、約束の日となった。


明日香との関係はぎくしゃくしたままである。


俺は、1人席に腰を下ろし、沙羅さんが来るのを待っている。




『ごめんなさい、お待たせしてしまって。』




『いいえ、そんなに待ってませんよ。』




『とりあえずこのノート、お返しします。』




彼女は丁寧に両手で差し出してくれた。


俺は頭を下げながら、ソレを受け取る。