「……樹…先輩…」
昼休み。明日香が悲しそうな目をしてやって来た。
「明日香…埋め合わせはする。きちんと…全部話すから待っててくれ。」
「……私はいつまで待てば良いんですか!」
明日香が初めて俺に怒った。
「あ………私……「良いんだ。俺が悪い。明日香の方が正しいよ。」
俺は明日香にカッコ悪い所ばかり見せてしまっているな…
どうしてこんな俺なんかに彼女は惚れてくれたのだろうか?
「ご、ごめんなさいっ!」
明日香は走り去ってしまった。だけど俺は彼女の背中を見つめるばかりで追いかけようとはしなかった。


