遠い距離



翌朝。


今日は曇り。何とも鬱陶しい天気だ。




「よぉ、樹。」




「あぁ…おはよう、か……っぐほっ…」




殴られた。


海希に。グーで。顔面を。




「ってぇーじゃねーか…何しやがんだ。」




俺がギロリと睨むが、海希はビクリともしない。


寧ろそれを無視して逆に俺に質問をしてきた。