――考えられるとしたら理由は1つだ。 川星さんが俺のことを話した。 ……きっとあの人は話さなくても良いのに話したんだろうな… たとえ赤城さんが必死に止めたとしても。 ……本当なら俺の携帯にメールもきているのかもしれない。だけど俺は、メールアドレスも変えたから…真相は分からない。 でも、メールがきている気がした。 ――こう思うのは俺の自惚れなのだろうか? 今頃彼女はどうしているのだろうか? 川星さんと一緒に笑い合っているのだろうか… そうだと良いな…