「彼女嫌がってるじゃないですか、その手。」 「そんなことない。部外者には関係のないことだ。私達の邪魔をしないでいただきたい。」 俺はそういう男性の腕を掴み、彼女から引き離した。 「、……何をするのですか?」 少し腕をさすりながら男性は恨みがましく俺を睨んで言った。 「この女性に二度と手を出すな。……今後、もしそんなことがあれば地獄まで呪ってやる。」 頭おかしいんじゃないか?と言われるかもしれないと思ったが、体は大きくても肝は小さい様で、その場から慌てて逃げ去った。