あっという間にその日が来た。 彼女の住む場所は遠く離れた田舎だった。 電車を何度も乗り継ぎし、バスも利用してガタゴト揺れながら彼女の住む場所へ向かう。 俺が今まで綴ったノートを持ってきた。 彼女に携帯の証拠を見せてノートを渡す。 俺のすることはコレだけだ。 …少し寂しく感じる俺は未だに気持ちに整理がついていない。 醜く俺の奥底に潜む感情。 本当の俺は――――…