「成程。」 相手はしばらく考え込み、言った。 「…少し話ができないかな?」 俺は相手に名前と今の服装を告げ、近くの喫茶店で待ち合わせをすることにした。 大学を欠席する、と仲の良い友人に連絡し、赤城と名乗る男性を待った。