遠い距離



「俺、思いました。……やっぱりきちんと沙羅さんに全て話します。」




「どうしたんだい、急に?」




「……川星さんっていつ目覚めるか分からないじゃないですか…」




俺はポツリと言葉を零した。




「今日のプロポーズの件のメールで俺、思ったんです。」




そう、ふと思ってしまった。