「あーつまり、翔を見捨てて沙羅さんが樹君にいっちゃうかなーってさ。」 「はい!?そんなの有り得るわけないでしょ!?」 何を言い出すんだこの人は。 「でも、可能性は0じゃない。たとえ、0.1%でも根は潰しておかないとな。」 赤城さんはそれが俺のモットーだと言わんばかりの顔をして笑っていた。