「明日香、話がある。」 昼休み。 海希の奴を置き去りにしてすぐさま明日香のいる学部へ迎えに行った。 「…うん。」 多分明日香には俺がどんな話をするのか予想できたんだろう。 顔が少し陰っていた。 俺達は人通りの少ないいつの日かのベンチに腰掛けた。