きっと救急車で運ばれた男性も命に別状はないはずだ。 だから俺は携帯のボタンをゆっくりと押した。 ――――――――――― 当分会えないかもしれない。 本当にごめん。 ――――――――――― ―――そうして俺の愚行は始まった。